火曜日のごちそう・・・

 

テレビなどで動物の映像をみていると、違う種類の動物が仲良くしていることがありますよね♪

例えば猫と犬、羊とアヒル、犬と猿など、

本来なら敵対するか、どちらかが追われる身のはず、という組み合わせも...

 

こちらも、そんな異なる生きもの同士のお話です♪

 

火曜日のごちそうはヒキガエル / ラッセル・E・エリクソン著 / ローレンス・ディ・フィオリ画 / 佐藤涼子訳 / 評論社発行

 

主人公・ヒキガエルのウォートンは、きょうだいガエルのモートンが作った

美味しいカブトムシのさとうがしを

遠くに住むおばさんの元へ届けようと思い立ちます。

 

でも外は雪深い冬真っただ中。

冬眠しているはずのヒキガエルが真っ白な雪の中を

もこもこのセーターを着こんでスキーで滑っていたら

目立つこと、この上なし🐸

 

たちまちウォートンは、天敵のミミズクに捕まえられてしまいます。

 

このあとお話は、

ミミズクの誕生日である今度の火曜日までの一週間、

記念日のディナーとして捕らえられたウォートンが

一体どう過ごすかが書かれています。

 

最後まで読んだら、きっと誰もがウォートンのことを好きになりますよ♪

そして、こわいはずのミミズク ”ジョージ” の印象も、ガラッと変わります。

 

タイトルに少々どきっとしますが

とってもいい作品なので、ぜひ読んでみて下さい!

 

お話にでてくるカのパイやアリのサンドウィッチを、あまり想像したくない...と思ったスタッフM

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青春陸上小説!

皆さんは、お正月にどんな

テレビ番組を観ますか?

何となく、箱根駅伝!という方も多いのでは?

 

駅伝、リレーなどチームで走る陸上競技には、

いろいろなドラマがありますよね!

今回は、そんな陸上をテーマにした

熱い青春小説を3作ご紹介します👟

それぞれ舞台は、中学、高校、大学の部活・・・

 

「あと少し、もう少し」新潮社 瀬尾まいこ・著

先ずは、中学最後の駅伝に、

寄せ集めメンバーで挑戦する物語。

1区~6区まで、それぞれのメンバーが語り手となり、

短編連作集のような構成で、読みやすい!

6区まで語られない、バラバラなメンバーや

頼りない顧問をまとめ、みんなに慕われる

一見完ぺきな部長の胸の内が気になって、

ついつい読み進んでしまいます。

読後、じわじわと幸せな気持ちが溢れてきて、

良い本に出合えたな~と思える1冊。

童話館ぶっくくらぶの、中学生コースに入っています。

 

「一瞬の風になれ」①②③講談社文庫 佐藤多佳子・著

こちらも、以前ぶっくくらぶ中学生向けコースに

入っていた、高校の短距離リレーをテーマにした物語。

体育テストをきっかけに、天才的な走者の幼なじみと

陸上部に入った主人公が、3年で部長になってチームで

インターハイに臨むまでを、3部作で描いています。

タイトル通り、疾走感と爆発力があり、

高校生男子の語り口にのせられて、

夢中で3冊読んでしまいました!

漫画やドラマにもなった人気作です☆

 

「風が強く吹いている」新潮社文庫 三浦しをん・著

最後は、これを読んだ10代~大人まで、

きっと箱根駅伝ファンになってしまうだろう、

元気が出る1冊!(映画の方が有名?)

冷静で包容力のある主人公の灰二(ハイジ)が、

天才走者の「走(かける)」と出会い、

個性豊かな10人のメンバーと、

箱根駅伝に挑戦する物語。

仲間を信じ、コーチを信じ、自分を信じて、

各区間を孤独に走るランナーたちの

熱気に巻き込まれ、いつの間にか共感して、

自分と重ね合わせていました!

友人親子は、この本を読んだ後に

箱根駅伝の跡地?巡りをしてしまうほどの、

ハマりぶりでした。

 

同じテーマでも、それぞれ趣の違う3作品、

よかったら手に取ってみて下さい♩

 

部活で炎天下の校庭を何周も走ったのが、今では信じられないFでした~

 

 

 

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おきるじかんよ!

1月19日 明日が大寒、のわりには

例年に比べるとそんなに冷え込んでないような・・・。

 

しかし!

朝はお布団から出たくないこのごろ。

この絵本の中の「ぼく」を思い浮かべました。

「おきるじかんよ!」童話館出版
マリサビーナ・ルッソ(文・絵) ほしかわなつこ(訳)

「おきるじかんよ!」

おかあさんが ぼくを起こします。

ぼくは あったかくてきもちがいい

もうふから なかなか出てきません。

 

おかあさんとぼくのやりとりが

あたたかくて、ほほえましい。

読んでいるうちに、笑顔になります。

 

なかなか起きない子どもとお母さんのやりとりに

娘が小さかった頃を思い出しました。

どうにか楽しく目覚めさせようと、

くすぐったり、歌ったり、絵本を読んだり。

「もうママも起きん!」と布団に入っていったら

あわてて起きたり (^^)

 

笑顔で楽しい一日を過ごすために、

ユーモアのある、朝のスタートは大切です 🎵

 

Iでした 🎵

 

 

 

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頭のうちどころが悪かった熊の話

 

こんにちは!本日は読み本のご紹介です♪

タイトルに思わず惹きこまれるこちら。

頭のうちどころが悪かった熊の話 / 安東みきえ・作 / 下和田サチヨ・絵 / 理論社・発行

 

たまたま読んでいた小泉今日子さんの書評集にこの本が載っており、

まだ読んでいなかったなあ!と早速読んでみました🐻

童話館ぶっくくらぶでは14才~15才対象の最終コースのリストに入っています。

 

この本には動物が主人公の7つの寓話が収められており、連鎖小説とまではいきませんが

ときおり違う話に出て来た動物がちらっと登場します。

 

そしてどの動物も、みんな「大切ななにか」をさがしているようです。

 

最初のお話の主人公、頭のうちどころが悪かった熊は、自分が頭をうつ前に大切だったはずの奥さん、レディ・ベアを探しています。

でも頭を強くうったので肝心のレディ・ベアが一体どんな生き物なのかさえ検討もつきません。

なので出くわした動物みんなに声をかけ、「きみがレディ・ベア?」と聞いていきます。

読み進めるうちに、その道のりの中で素敵な言葉をたくさん拾うことができます。

そんな熊と他の動物の掛け合いが可愛くて愛しくて、レディ・ベアを探す旅が終わらなければいいのにな、とつい思ってしまいました。

 

他のお話では

意味のないものを追い求める牡鹿

決まり事から解放されたいおたまじゃくし

過去や未来しかみない両親の目を覚まさせたい子へび

など、動物界の悩める子どもたちがたくさん出てきます。

 

どれもちょっと考えさせられるお話📖

色んなことがあるけれど、それでもきっとうまくいくという安心感を、

少しの毒っ気を含ませながら与えてくれます。

 

新聞で書評の連載をされていたほど読書家の小泉今日子さんは、

この本を大切だと思った人にプレゼントするよう、たくさんストックしているのだそうです。

 

それもまた素敵なエピソードだなあ♪と思うスタッフMでした🐻

 

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じてんしゃにのるひとまねこざる

皆さんは、自転車に乗りますか?

 

私は、小1の時に初めて買ってもらいました。

一生懸命に練習して、補助輪なしで

自転車に乗れた時の嬉しさ♪

今でも、思い出すとワクワクします!

以来、中高大と駅まで20分の自転車通学、

雨の日も雪の日も、どこに行くにも

欠かせないアイテムでした🚲

 

長崎に来てびっくりしたのは、

自転車屋さんに自転車がない!・・こと☆

自転車屋=バイク屋さん。

坂の街ならではの、店仕様ですね~・・・!

希少な平坦地でも、普段使いのママチャリは

ほとんど見かけなくて、見かけるのは

小さいロードバイクタイプか、

レアなオシャレ自転車か・・☆

美術館でアルバイトしていた

県外に就職する学生さんが、

春休みに自転車に乗る練習をしなきゃ!

と言ってたのを思い出します。

私も一応、持ってはいるものの、

残念ながら乗る機会がないまま、

何年か過ぎてしまいました🚲

 

さて、おさるのじょーじシリーズにも、

じてんしゃが登場します♪

「じてんしゃにのるひとまねこざる」岩波書店
H・A・レイ 文/絵 光吉夏弥 訳

おじさんに、じてんしゃをプレゼントされて

大喜びのじょーじは、すぐに乗りこなして、

新聞配達をしたり、新聞で舟を作って川に流したり・・・

ところが、お約束のハプニングで、

そのまま川にどっぽーん!💦

パンクして、後ろタイヤだけで曲乗りを

していたら、サーカスに勧誘されて・・!?

続きの後半は、絵本でお楽しみ下さい♩

 

子どもの頃、絵本に載ってる舟の作り方を参考に、

弟と新聞紙で舟をたくさん作ったのを

思い出しました~☆

スタッフF

 

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みんなでぬくぬく

1月16日 水曜日

初閻魔(はつえんま)の日!

閻魔様の休日です 🎵

 

今日は長崎も冷え込んでます。

こんな日はとにかくお布団が恋しい!

で、思い出したこんな暖かそうな絵本。

「みんなでぬくぬく」童話館出版 エルザ・ドヴァルノア(文) ミシェル・ゲー(絵) すえまつひみこ(訳)

はりねずみのトゲトゲと

りすのクルミワリは、

家のストーブがこわれたので、お互いにあたためあおうと、

一緒に寝ることにします。

でも、りすのクルミワリは

はりねずみのからだのはりが、

チクチクささって痛くて寝れません。

 

そこで、ふたりはアンゴラうさぎのフワフワさんの

ところへ行きます。

 

ほっこりあたたかそうに眠る

トゲトゲとクルミワリとフワフワさんを見ると、

心が温かくなります。

 

アンゴラうさぎのフワフワさん、ホントあたたかそう 🎵

 

Iでした。

☆ちなみに・・・閻魔様のお休みは、今日1月16日と7月16日、1年に2回あるのです!

 

 

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❁レレブム🐘


 

「ぞうさんレレブム」
シュレーダー/文・絵 矢川澄子/訳 
岩波書店

「ああいやだなあ こんないろ」

ぞうはみんな、体がはいいろなのに

このぞう、レレブムだけ

しっぽの先まで真っ青です。

みんなと同じ色になりたくて、

えさを変えたら、体の色はかわるかな?

と、希望をもって違う色のえさを

食べてみますが

緑の豆やりんごを食べ続けて緑色に、

そして、白い花を食べ続けて真っ白に

なって、見えなくなってしまいました!

涙の池ができるほど泣いて落ち込むレレブム…🌊

みんなと同じはいいろになれるのでしょうか、

それとも…⁉

 

このふしぎなお話、リズミカルな文章と

4色+黒い線で描かれた切り絵のようなイラストも

魅力のひとつです♪

レレブムが真っ白になったところは、

「かみにまぎれて いるんです」と

白い背景と青い涙のしずくでユーモラスに

描かれています。

ぜひ一度読んでみてください❁

 

スタッフ T

 

 

 

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うちの本棚より かわいい悪魔の絵本

1月13日 日曜日

明日が成人の日ですが、

私の姪っ子は今日が式典です。

心の優しい大人になってね。

 

さて、心の優しい悪魔の息子、

アスモデウスの物語をご紹介!

この子、とても弱虫なのです。

「地獄の悪魔 アスモデウス」あすなろ出版 ウルフ・スタルク(作) アンナ・ヘグルンド(絵) 菱木晃子(訳) ※現在品切れ

以前から、私Iのブログに何度か登場している

私の好きな絵本作家 アンナ・ヘグルンドが絵を描いた絵本です。

 

洗面器のお湯で足の爪を洗ったり、

静かに座って食事をするアスモデウスに、

悪魔のパパはがっかりします。

「あばれたこともなければ、だれかをいじめたこともない。」

と息子を情けなく思う悪魔のパパは、

アスモデウスを地上におくりだすことに決めます。

「人間をひとりたぶらかし、わしの息子であることを証明するのだ!」と。

 

さて、アスモデウスは地獄の出口へ続く

666段の階段をあがっていき、

お日さまの明るい光が かがやく地上へと出ます。

 

悲しんでいる人間の女の子に出会った

アスモデウスは、女の子の望みをひとつ叶え、

ひきかえに女の子を悪魔のパパの待つ地獄へと

連れて帰ります・・・が、

心優しいアスモデウスは女の子に逃げるように言います。

 

優しくてかわいいアスモデウスの物語。

心にほんわかとしたものが残ります。

 

Iでした。

 

 

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ふくろうくん

1月12日。三連休初日です♪

みなさんお出かけのご予定はおありでしょうか?

 

外出の予定がなくても、家の中にいるだけでこんなに出来事があるのね!と思わせてくれるのがこちらの絵本です。

ふくろうくん / アーノルド ローベル・作 / 三木卓・訳 / 文化出版局・発行

 

原題はOWL AT HOME。

ひとり暮らしのふくろうくんのお話が5つ収録されています。

そのほとんどが、原題のとおり家の中で繰り広げられるお話。

 

静かにつつましく暮らしたいはずのふくろうくんなのに

”ふゆ”に邪魔をされて散々な目にあったり

小さい勘違いが眠りを妨げたり

驚きの発想をして、何度も階段を上り下りしてへとへとになったり…

 

なんだかみているだけで忙しそうなふくろうくん。

 

何かの本で五味太郎さんがこの本について

「この主人公は寂しいからわざわざ”ひとりぼっちごっこ”をして気を紛らわしているんじゃないか」というようなことをおっしゃっていました。

果たしてどうなんでしょう?

私には、ふくろうくんがもともと真面目で、それでかえっておとぼけな行動をしているようにもみえます。

 

ピュアな心をそのまま持って大人になったふくろうくん

どう捉えられるか、

皆さんも読んでみて下さい♪

 

5話の中で私が一番好きなお話は、

子どもの頃、つきが追いかけてくる不思議を経験した全ての大人が楽しめる

「おつきさま」です。スタッフMでした🌛

 

 

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雪の結晶

皆さんの住む地方に、

もう雪は降りましたか?

長崎では、年に1~2回降るか降らないか。

でも、今年の冬は珍しく

昨年12月に早い初雪が降りました。

 

ところで、雪の結晶は全て6本枝で

ありながら、一つとして同じ形が

ないことを知ってましたか?

 

今回は、そんな雪の結晶に魅せられた

2人の人物をご紹介します☆

「雪の写真家ベントレー」BL出版
作・ジャクリーン・ブリッグズ・マーティン/絵・メアリー・アゼアリアン/訳・千葉茂樹

こちらは、1999年コルデコット賞受賞の

版画で綴った伝記絵本。

子どもの頃から、雪の結晶の神秘的な美しさに

惹かれて、素人ながら写真撮影に成功し、

世界中にその魅力を広めた、

アメリカの農夫ウィリー・ベントレーの

生涯を描いた作品です。

何かに夢中になる子どもを温かく見守る家族、

成功しても、お金よりも雪こそ宝物だと思う

主人公・・・など、心温まるエピソードがたくさん!

洗濯ひもに吊るしたシーツに、雪の写真をうつして

みんなで楽しむ、幻灯会のシーンがとても好きです。

 

そして、そんなベントレーの雪の結晶の

写真集の美しさを目にしたことがきっかけで、

人工雪の誕生に成功し、世界的に有名になった

物理学者 中谷宇吉郎・博士の

若い人たちへ向けたエッセイ集がこちら↓

「雪は天からの手紙-中谷宇吉郎エッセイ集」岩波少年文庫 中谷宇吉郎・著/池内了・編

北海道大学での雪の結晶の研究、

湯川秀樹氏など科学者たちとの交流、

線香花火や茶碗の形など身近な科学の話、

透視術など非科学的なものについて、

そして子どもたちに語ったコナン・ドイル作の

「ロスト・ワールド」恐竜たちの話など、

専門的な話から楽しい想い出話まで、

幅広く語られています。

 

Fは、タイトルと表紙の絵に惹かれて

買ってしまいましたが、

理系が苦手な頭でも少しがんばれば

充分楽しめる、エッセイ集でした。

絵本は小学校中学年くらいから、

文庫は中学生くらいから、おすすめです。

 

今でも雪の入門書として世界で読まれている、

(洋書版しかない?)ベントレーの雪の結晶の

写真集も、いつか観てみたいFでした~⛄

 

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