本の詳細情報

今月のおすすめ
はるは
おはなし
「はるは はるさめ」から始まり、「なつは ざっぶーん」と、頁をめくるごとに季節は進み、また次の春を待つ…。
季節に合わせて移ろう景色や生き物たちが、繊細なタッチでいきいきと描かれ、谷川俊太郎氏によって翻訳された響きのいい言葉が楽しい絵本。四季の美しさやふしぎさを、幼い人に向けて語りかけます。
スタッフのおすすめコメント
「はるは」というのは一見読み方に迷い、物語りの想像がつきにくい題名ではないでしょうか?少し気になる気持ちで、絵本を開くと、かわいらしい犬と生き物たちが季節の移り変わりを紹介してくれます。繊細な絵と落ちついた色味、それを表すやさしい言葉が、ほんのり土の匂いや風の冷たさなどを伝えてくれます。登場する生き物たちに名前をつけて一緒に季節を巡ったり、たくさんの生き物が登場する場面では、お子さんと数を数えながら頁をめくったりするのもいいかもしれません。海外の作品ですが、巡る四季は私たちが楽しむ春夏秋冬と同じように移ろい、親しみやすいものだと思います。一年中いつでも手に取っていただける一冊になりそうです。 (顧客管理室 Y・J)
この絵本に描かれた生き物たちは伸びやかで、季節の移り変わりを楽しんでいることが伝わってきます。絵を見ているだけでも楽しいのですが、言葉も軽快で、声にだすといっそう楽しくなります。お子さんと一緒に「あきは はっぱら」「ふゆは つるんつるん」と、言葉の響きも味わってほしい絵本です。 (企画広報課 Y・J)
作 | ジャニーナ・ドマンスカ |
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絵 | ジャニーナ・ドマンスカ |
訳 | 谷川俊太郎 |
定価 | 本体1300円(+税) |
発行年 | 2018年2月 |
ISBN | 978-4-88750-156-0 |
対象年齢 | およそ2~3才から |
ページ数 | 32 |
サイズ | 縦26cm × 横21cm |