本の詳細情報

ビロードうさぎ

マージェリイ・ウィリアムズ
ウィリアム・ニコルソン
いしい ももこ 訳編
定価 本体1,400円(+税)
発行年 2002年3月
ISBN 978-4-88750-036-5
対象年齢 およそ11~12才から
ページ数 48
サイズ 縦24cm × 横18cm

おはなし

昔、ある年のクリスマスに、ぼうやへの贈り物として、ビロードでできたうさぎがやってきました。でも、すぐに他の古びたおもちゃと一緒に、長い間、物置に入れられたままになります。うさぎはその物置で、かしこい木馬から、おもちゃは、しんから可愛がられたら「ほんとうのもの」になるということ聞きます。うさぎは、そうなりたいと思います。
ある日、ぐうぜんに、うさぎは、ぼうやの手に取られます。それから、ぼうやと一緒の毎日が始まります。うさぎはかわいがられ、そのおかげで、ずいぶん傷んでしまいます。
そんななか、ぼうやが重い病気にかかります。ぼうやの病気によくないと、うさぎは捨てられ、翌日には焼かれてしまうことに。うさぎは、あんなに幸せだった頃を思い出し、涙をひとつぶこぼします。その時、子ども部屋の妖精が現れて、うさぎを、ほんとうのうさぎに変えてくれるというのです。うさぎは言います。「ぼくは、いままで、ほんとうのものではなかったのですか。」妖精は答えます。「ぼうやには、ほんとうのうさぎでした。ぼうやは、あなたがだいすきでしたから。でも、これからは、あなたは、だれが見ても、ほんとうのうさぎになるのです。」人間の子どもも、しんから可愛がられて、ほんとうの子どもになりたいと、願っているのかも知れませんね。  (K)

スタッフのおすすめコメント

子どものころ、だいじにしていたぬいぐるみを思い出し、まるで自分のことのようでした。 そのぬいぐるみは、今でも捨てずにしまったままにしています。 また、妖精の絵がとてもきれいで印象深く、心に残りました。 大人でも胸が熱くなる1冊だと思います。 (配本流通部 T・S)

ぼうやにたくさんかわいがってもらったことで、ほんとうのうさぎになれてよかったと思う反面、ぼうやにはあのときのうさぎだとわかってもらえないことを考えると物悲しい気持ちになります。 優しくて切ない物語りに読んでいるうちに引き込まれ、子どもだけでなく、幅広い年代の方に読んでもらいたい本です。 (経理総務課 M・E)

ぼうやとうさぎが仲良く過ごしている日々がとても微笑ましかったので、離ればなれになった時のうさぎの気持ちを考えると思わず涙ぐんでしまいました。 どんなにボロボロになってもずっと愛情を持って接してもらったことで、いずれ「ほんとうのもの」になれたビロードうさぎ。私自身も誰かにとっての「ほんとうのもの」になりたいと思いました。 石井桃子先生が翻訳された言葉はとても優しくきれいで、子どもだけでなく大人にもあたたかい気持ちを与えてくれる本だと思います。 (顧客管理室 H・R)

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